工事部長 松原末男さん
工事主任 松原淳平さん
1955年7月 設立 ドローン測量・3次元設計図面作成を 自社で行い、将来を見据えた 新しい施工に取り組んでいく。
■■現場詳細■■ 福岡県直方市下境 彦山川下境地区右岸上流掘削築堤外工事 堤防補強と、水位を下げるための掘削工事 【施工延長】330m 【施工土量】 掘削 7,100m³/盛土 5,000m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)松原土木 工事部長 松原末男さん ICT活用工事の経験は、マシンガイダンスを含めて今回が4度目で、スマートコンストラクションは3度目の導入です。前回は水中掘削がある現場で導入しました。従来では見えない水中部の進捗管理はボートに乗って、スタッフを立てて確認していましたが、ICT建機の導入で、建機内のモニタ画面で3次元設計データを見ながらの施工と施工履歴データを用いた出来形管理ができ、ヒートマップまで作成できたのがとても良かったです。設計変更などの際も、3次元設計データをクラウドからICT建機にすぐに転送でき、変更に対してパッと素早く対応できるところも気に入っているので、今回もリピート導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)松原土木 工事主任 松原淳平さん 今回は前回のように水中掘削もなく、見える範囲での施工だったので、ICT活用の土工部分は何のストレスもなくスムーズに施工することができました。ICT建機の導入で、建機内のモニタ画面を見ながらオペレータが1名で作業できるので、丁張りが削減され、人員の応援も不要になり、とても助かっています。 PC200i-11型を使用するのは初めてで、法面整形を行う箇所があるので、バケット角度保持機能などの新機能を使うのが楽しみでした。盛土作業では、3次元設計データで道ができる場所の最終的な地形を把握しながら効率的に施工することができ、無駄な作業を省けるのも良かったです。ICT施工の現場では、ブルドーザでの施工経験が無い私がマシンコントロールブルドーザで施工し、まるでベテランオペレータが施工したような仕上りになり感動しました。 当社では、ICT活用工事が当たり前になっています。今後も、より多くのオペレータにICT活用工事の良さを体感してもらいたいと思っています。
掲載月:2021年4月