(左)土木部 工事課長 菅家雅一さん (中)技術員 清水一穂さん (右)技術員 伴田和也さん
創業 1960年5月 土木・舗装・建築・コンクリート二次製品の 製造販売を手掛け、 南魚沼市内外の建設業に携わる。 近年のICT施工化に伴い、自社で3次元測量や3次元設計データ作成を行い、内部業務の内製化を図り施工に取り組んでいる。
■■現場詳細■■ 新潟県 南魚沼市 北ノ入川 H23年の新潟・福島豪雨により土砂崩壊が起きたため、荒廃した河川の流木や土砂を堰き止める砂防堰堤を造る工事 【施工範囲】 盛土1,040m²、掘削690m² 【施工土量】 盛土1,800m³、切土2,200m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 転圧管理システム SMART CONSTRUCTION Retrofit SMART CONSTRUCTION Pilot ■■導入経緯■■ (株)種村建設 土木部 工事課長 菅家雅一さん ICT活用工事が普及していく中、一昨年より社内でのICT活用の内製化を進めてきましたが、山間部では条件が厳しく実施できていませんでした。今回の現場は平場での施工であったため、砂防堰堤の掘削で使用できると思い、 SMART CONSTRUCTION Retrofitを導入しました。 スマートコンストラクションなら全工程を一元管理できて、工事用道路の盛土にも転圧管理システムを使用できます。当社で多くの現場にコマツのICT建機を導入していた実績があったことも決め手となりました。
■■導入効果■■ (株)種村建設 土木部 工事課長 菅家雅一さん スマートコンストラクションを導入したことで、砂防堰堤の掘削では、切り口や小段の位置を目印程度にスプレーで印をつけるだけでよくなりました。従来の急斜面での丁張り設置作業がなくなり、リスクが軽減されました。また、工事用道路の盛土に於いては道路形状がカーブであったため、従来では丁張り設置を行うと細かなピッチで丁張りの設置をしなければなりませんでしたが、PC200 レトロフィットキット装着機による施工では、平面形状や盛土厚、法面形状がモニタ画面で確認できるため、丁張りの設置が不要となりました。さらに事務所のパソコン上で掘削土量の把握や、建機のモニタ画面も確認できたので、現場管理が非常に楽でした。 マシンガイダンス機能を有するSMART CONSTRUCTION Retrofitを今回初めて導入しましたが、設計データを細かく取り込むことで、今後様々な作業内容に展開できるのではないかと感じ取れました。そして、サポート体制も充実していたので、相談や意見交換もスムーズにいきました。
掲載月:2021年4月