監理技術者 佐土原悦郎さん
現場代理人 畑中勇大さん
心で、創る。 大政建設は「街」・「人」・「自然」 との調和を大切に “暮らしを創る”建設会社です。 より便利に より暮らし良く より快適に
■■現場詳細■■ 熊本県上益城郡嘉島町 加勢川上仲間地区(3工区)掘削工事 川の氾濫を防ぎ水位低下を計るために、河川内の河道掘削し川の流れを良くする工事 【施工延長】650m 【施工土量】掘削18,000m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 大政建設(株) 監理技術者 佐土原悦郎さん 今回の現場は水中部の土量が10,000m³ほどあり、見えない水中部をどのように安全に施工するのかが課題でした。そこで担当営業に相談したところ、ICT建機の刃先が通った箇所の履歴を見られる技術があるというアドバイスを受け、施工履歴データによる出来形管理を試してみようと思いました。今回施工するのは、マシンガイダンス機での施工経験もある40代のベテランオペレータです。周囲の同業者からスマートコンストラクションでの施工実績を聞いていたことと、オペレータから是非マシンコントロール機に乗りたい!と言われたのが決め手となり、スマートコンストラクションの導入を決めました。
■■導入効果■■ 大政建設(株) 現場代理人 畑中勇大さん 前回マシンガイダンス機で水中掘削を行った際には、見えない箇所をどの程度まで掘り下げるのか非常に難しい作業でしたが、今回マシンコントロール機を導入したことで、設計面でバケットが自動停止するので非常に作業しやすかったです。水中部なので、掘り取り残しがあるとまたそこまで足場を作って戻らなくてはなりませんが、スマートコンストラクションアプリで毎日進捗を確認することで、手戻り作業を防ぐことができました。丁張り設置作業が削減されたこともあり、1ヶ月ほどの工期短縮に繋がりました。またこの現場では、群生している希少種のセイタカヨシを保全する必要がありました。ICT建機にはオフセット機能が備わっているので、建機内のモニタ画面で標高差をセットするだけで、丁張りなしでも表土を一定の厚さで剥いで整形し、また戻す作業が行えて、環境保全にも繋がりました。セイタカヨシが新しく芽吹いてくると、地域の方々や大学の先生方にも喜ばれると思います。今後もICT建機を活用し、住み良い街を創り続ける建設会社でありたいと思います。
掲載月:2021年4月