工事課 小塚尚生さん
工事課 植田辰己さん
昭和5年 創業 静岡県掛川市に所在 社員一人一人が工事に適用される 法令・規則要求事項を熟知・順守し より高い力量と原価管理意識を持ち 無理・むら・無駄を無くし工事を提供する。
■■現場詳細■■ 静岡県掛川市浜野 令和2年度海岸防災林強化事業 浜野地区盛土工事 防潮堤のコアとなる土台部分を盛土する工事 【施工範囲】 15,000m² 【施工土量】 盛土80,600m³ 【ソリューション】ドローン測量 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)大浜中村組 工事課 小塚尚生さん スマートコンストラクションを初めて使用したのは、2年前でした。前回の工事では、建設業界の人材不足の中、工事に関わる作業の全てを監督1人で網羅することが難しく、配置できるスタッフが少ない中での業務分担やコストのやり繰りに頭を悩ませていました。そんな時、ドローン測量や3次元設計データをインプットしたICT建機で施工を行うことで、測量時間の短縮や手元作業員の削減を図ることができました。少ない人数で現場を止めずに施工を進めていけることを実感しており、今回も生産性向上を実現できるスマートコンストラクションの導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)大浜中村組 工事課 植田辰己さん スマートコンストラクション導入の効果は、前回同様に、人工削減と工期短縮を実現したことです。2回目の使用によって、改めて実感したスマートコンストラクションの良さは、施工着手の前に完成地形を確認できることでした。建設業で働く我々からすると非常に進歩した技術です。従来施工では、紙の図面を見て完成地形を想像しますが、スマートコンストラクションアプリを使うと3次元の完成地形を目の当たりにできます。発注者に対しても、より具体的に現場の状況や進捗を見せて・伝えることが可能なので、時事が発生した際の意思疎通もスムーズにできました。2年前に初めてスマートコンストラクションを使用した当時は、長年の経験から培った測量や施工の技術が、簡略化されることに『悲しい』という思いがありました。しかし今では、3次元データやICTツールで現場を見える化し、施工の利便性向上、建設業における労働力不足の問題解決を実現できるススマートコンストラクションは建設業に必須のツールと考えています。
掲載月:2021年4月