土木部主任 田中和樹さん
創業 1979年 我が社は 社会生活の基盤である 土木建築の事業を通じて すべての人々に 快適な居住空間を提供し 社会から信頼される 企業として発展すること ならびに社員の幸福を願い 生活の向上に寄与することを 目的とする
■■現場詳細■■ 鹿児島県霧島市隼人町西光寺 道路改築(西光寺12工区) 国道504号線新設道路の盛土作業現場 【施工土量】 盛土 51,600m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 【ICT建機】 PC200i/D37PXi 転圧管理システム ■■導入経緯■■ 福永建設(株) 土木部主任 田中和樹さん 講習会などに参加するとICT活用工事の話が出るので、以前より認知はしていましたが、実際に施工することはないと思っていました。 今回の現場では特記仕様書にICT活用の記載があったことがきっかけでしたが、ICT活用工事の話を聞く中で、丁張り不要、工期短縮になるというメリットが大きいと考えました。また、油圧ショベル・ブルドーザ・振動ローラの3つが必要だという条件だったので、勉強がてらやってみようと思いました。数社から話を聞きましたが、1社でICT建機などを全部揃えられて一式対応が可能であり、スマートコンストラクションアプリで盛土などの管理もできるところに一番の魅力を感じ、導入を決めました。
■■導入効果■■ 福永建設(株) 土木部主任 田中和樹さん ICT建機を導入してみて一番良かったことは、丁張り設置などの測量関係作業が省けたことです。従来では丁張り設置作業や写真管理でほとんど現場に張り付いていたので、それが削減されてとても助かりました。また、丁張りなどが削減されたことで現場内にICT建機とオペレータ以外の作業員がいなくなり、安全第一で施工することができました。オペレータは、従来の盛土作業は短い区間で高さを変えたノゴメ・ヌキなどを立てるので、1日に搬入できる土量が限られていたのが、ICT建機の導入でそういった障害物がなかったので、ダンプを何台かけても対応できたと感心していました。短期間で50,000m³近くの盛土材を受け入れることができて、更に転圧管理システムの導入で、従来では1,000m³に1度行っていた密度試験も省くことができたので、盛土作業だけを見ても3週間ほどの工程短縮になっています。ICT建機が3台とも同じ箇所で施工しても作業の待ち時間がなく、各自の作業ができたことも工程短縮に繋がっていると思います。今後もICT活用工事に適した作業環境であれば、また使ってみたいですね。
掲載月:2021年3月