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- #523 災害復旧現場でもICT建機が大活躍!
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初めてのICT建機導入
丁張りの工数削減効果に期待■■現場詳細■■
東京都 八王子市
2019年 台風19号の影響で地滑りが起こり、法面が崩壊したことにより通行止めとなった歩道の災害復旧工事。
【施工土量】盛土3,890m³
切土4,440m³
【ICT建機】PC128USi
転圧管理システム
■■導入経緯■■
(有)浅川土木 取締役 峰尾佳明さん
ICT建機については、手元作業員や丁張り設置に関わる工数の削減が可能であり、熟練度の低いオペレータでも正確な作業ができるという点から、導入してみたいという気持ちが数年前からありました。しかし、これまでは導入コストに見合う土量のある現場が無く、導入を見送っていました。今回の現場は施工土量が比較的に多く、段切り掘削や盛土法面など、従来施工であれば多くの丁張りを必要とする施工内容を含んでいることから、ICT建機を導入する効果が大きいと判断し、導入を決定しました。 -
取締役 峰尾佳明さん
東京都
(有)浅川土木 様昭和61年創業
東京都八王子市に拠点を置き、
周辺地域の土木工事、
道路舗装工事、
給排水設備工事を行っている。
掲載月:2021年3月
丁張り不要のICT建機で
工数削減と安全性向上を実現■■導入効果■■
(有)浅川土木 取締役 峰尾佳明さん
今回、ICT建機を導入して一番良かった点は、丁張りの設置数を大幅に減らせたことです。従来どおりに丁張りを設置する場合、多大な工数が割かれることや、設置作業中はオペレータの待ち時間が発生すること、施工時には丁張りが建機の移動の邪魔になること、丁張りを確認する手元作業員が建機と接触するリスクがあることなど、様々な問題が発生します。ICT建機は3次元設計データに合わせて刃先の高さが制御されるので、導入前に期待していたとおり、丁張りがほとんど無くても高精度で安全な施工を実現できました。施工途中で雨が降り、段切り箇所が崩れて施工し直しとなる場面もありましたが、丁張りの再設置が不要なのですぐに修正作業を開始できました。これはICT建機でなければ実現できなかったと思います。また、丁張りの数が減ったことで丁張りの高さや位置を準備・管理する作業にかかっていた工数も削減でき、他の業務に時間を使えたことも大変助かりました。
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