土木課長 與田 恭史さん
オペレータ 山菅 正輝さん
2006年 設立 兵庫県の総合建設会社。 誠実をモットーに 和みの暮らしつくりに貢献する 建築から土木工事まで行う 豊岡市の総合建設会社。
■■現場詳細■■ 兵庫県豊岡市竹野町他 竹野川水系竹野川河川堆積土砂撤去工事 【施工土量】掘削工4,000m³ 【ソリューション】 SMART CONSTRUCTION Retrofit 【稼働建機】PC200 ■■導入の経緯■■ (株)セイワ 土木課長 與田恭史さん この現場は、受注者希望型のICT活用工事ということでICT活用工事を希望していました。普段から付き合いのあるコマツのマシンコントロール機は、ICT施工がし易いので活用を予定していました。そんな時、発注者より初めて聞く「額縁掘削」という施工方法を指示され、マシンコントロールの有効性を担当営業に相談したところ、マシンガイダンスのレトロフィットキットを使ってみてはと提案されたのが導入の決め手でした。額縁掘削とは、お隣の鳥取県で実施されている、環境に配慮した施工で、掘削する中州の水際部分を小堤とし、現況の状態で額縁部分を残しても洪水時には小段部分が流出する施工方法なので、柔軟に操作ができるマシンガイダンスの施工に期待しました。
■■導入効果■■ (株)セイワ オペレータ 山菅正輝さん 初めてのICT建機でしたが、建機内のモニタは大きくて見やすく、画面に表記されるガイダンスも作業の追従性も問題無く、あっという間に慣れました。掘削後の高さをバケット刃先で確認できるので、スムーズに次の施工場所で作業ができて良かったです。 (株)セイワ 土木課長 與田恭史さん 今回の工事は、河床高は決まっていても現場に応じて額縁部分を作っていかないといけない施工方法でした。施工の精度がでるのはICT建機のマシンコントロールが有効なことは十分理解していますが、今回は施工時の3次元設計データに無い小段作成を臨機応変にできるレトロフィット機を導入し、施工スピードが上がったことを実感しています。導入当初は、山間部だったのでGNSSの補足不足のリスクで施工に不安もありましたが、マルチGNSS対応で、この現場では1度も通信が切れること無く、施工精度も良く施工できました。
掲載月:2021年3月