専務取締役 今野徳男さん
オペレータ 斎藤崇さん
設立 1964年 社員みんなでまとまり、 困難な仕事も「ONE TEAM」で 工事の完成を目指しています。
■■現場詳細■■ 福島県伊達市梁川町 阿武隈川上流伊達地区堤防等補修工事 年月をかけて河道に堆積した土砂を、洪水被害を防ぐため元の姿に戻す河道掘削工事 【施工延長】500m 【施工土量】切土10,000m³ ■■導入経緯■■ 日進建設(株) 専務取締役 今野徳男さん 今回の現場は川の中の掘削となり、施工した場所が設計通りに掘削しているのか目で確認することが難しいため、掘削の進捗をデータで管理したいと思っていました。ICT建機は社内でも3年前に使用したことがあり、効果は聞いていました。そこで、3次元設計データを作成してICT建機の施工履歴を活用すれば、水中でもどこをどのくらい掘削すれば良いのかを把握できて現場の見える化に繋がると思いました。また、人手不足の課題もあり、丁張りが不要となれば、少ない人数で効率的な施工ができると期待して導入を決めました。
■■導入効果■■ 日進建設(株) オペレータ 斎藤崇さん 3次元設計データを取り込んだICT建機の導入により丁張りが不要になったことで、丁張りの設置を待つ時間や作業員と建機が接触するリスクが無くなり、自分のペースで施工を進めることができました。10mや20mピッチで丁張りを設置して施工をする場合は、丁張りの間はどうしてもズレが大きくなってしまいがちですが、ICT建機では均一で高精度な施工ができて安心でした。また、従来施工では高さの感覚に意識を集中しながら進めていく必要がありますが、ICT建機は設計面でバケットが停止して掘り過ぎることが無いので、オペレータの精神的負担が軽減されました。加えて、手戻り作業が発生しないため効率の良い施工にも繋がりました。今後もっとICT建機が普及して様々な現場で活用できることを願っています。
掲載月:2020年12月