現場代理人 田原佳三さん
主任技術者 宮野誠さん
1976年 創業 「信頼に技術で応える」 全ての社員が働きやすい 環境を創り 仕事と家庭を両立させ 能力を十分に発揮できる 企業を目指す
■■現場詳細■■ 県営農地耕作条件改善事業(浜漉仁田原地区1-1工区)耕作地の圃場整備工事。 【施工範囲】2,480m² 【施工土量】24,787m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】 D37PXi/PC200i ■■導入経緯■■ (株)小田平建設 現場代理人 田原佳三さん 今回の現場は、同時に発注された同じ現場内の工区で施工面積が一番広く、施工場所に丁張りを設置する作業の工数がネックになっていました。また、施工面積の狭い他の現場と工期が同じだったため、工期内で仕上げなければならないプレッシャーもありました。2名体制で現場を担当する予定にしていましたが、土工部分が広大すぎて、どう施工すればよいものかと頭を悩ませていました。当社はこれまでスマートコンストラクションを2現場で導入した経験があり、ICT建機で施工するメリットは理解していましたので、工数の削減、丁張り設置の手間を省く目的で導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)小田平建設 主任技術者 宮野誠さん 今回の現場は畑の圃場整備工事でしたが、勾配がついているため、従来施工で丁張りをかけるとしたら、2~3名で約1ヶ月かかる予定でした。工期が短く、引き渡しに間に合わないのではないかと心配していましたが、スマートコンストラクションを導入したことで、丁張りやトンボの設置作業を省略することができ、その分他の作業に手を回すことで、工期内に無事完工することができました。今回一番感動したのは、ICTブルドーザの性能です。ブレードが設計面に沿って自動で動いてくれるため、モニタ画面を注視する必要がなく、とても乗りやすかったです。ICTブルドーザの自動ブレード制御機能のおかげで、誰が乗っても同じ仕上がりで高精度な施工が実現できました。また、測定者がいらなくなったことで、建機に作業者が近付くことがなくなったため、現場の安全性が大幅に向上しました。今回ICT活用工事を取り入れたことで、優良工事賞、優良技術者賞を受賞しました。建設現場の技術向上のためにも、今後も積極的に取組んでいきたいです。
掲載月:2020年10月