現場代理人 加藤一也さん
創立 1974年3月 福岡県北九州市小倉南区に拠点を置き 一般土木施工を中心に 工事を担っています。
■■現場詳細■■ 恒見朽網線(曽根新田地区)道路改良工事 北九州空港へのアクセスをよくするバイパス工事。 【ソリューション】ドローン測量 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】D61PXi/PC200i ■■導入経緯■■ (株)廣田工務店 現場代理人 加藤一也さん 市のi-Construction型工事で、初めてICT活用工事にチャレンジしました。今回の工事には盛土作業がありましたが、これまでの市内での工事では、ブルドーザで均す工事が少なく、ブルドーザを使いこなせるオペレータがいませんでした。また、施工距離が270mと長く、10mピッチで丁張りをかけるのはとても大変で、時間と手間がかかるため、頭を悩ませていました。その時、ICT活用工事の施工経験のある周りの同業者から、スマートコンストラクションなら盛土工事に丁張りがいらず、手間も人手もかけずに施工ができるという話を聞いていたのを思い出し、導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)廣田工務店 現場代理人 加藤一也さん 従来の施工では、丁張りを都度かけていくので、全部かけようと思うと2名で半月くらいかかっていたと思います。ICT建機を導入したことで杭などの材料も揃えることなく作業を開始できたので、準備の段階からとても楽でした。梅雨の豪雨で法面が崩れた箇所もありましたが、丁張りをかけなおす必要がなく、3次元設計データのおかげですぐに元に戻すことができました。 今回の現場のオペレータは、ブルドーザを操作したことがなく、現場では1日に90台のダンプが走っていて練習時間も取れなかったのですが、ICTブルドーザは操作説明だけで乗れるようになっていました。経験が無かったため縦横無尽に均していましたが、それでもキレイに仕上がっていたのに感心しました。オペレータは走行操作のみで、ほとんどブレード操作の必要がなく、簡単な操作に慣れるだけでいいから良かったと喜んでいました。初めてのスマートコンストラクションで、機能を全て把握することができなかったので、今後も現場に合ったICT建機やソリューションを選択しながら、導入していきたいです。
掲載月:2020年9月