工事部係長 吉田智弘さん
現場代理人 鈴木善明さん
1965年11月 創業 【経営方針】 お客様にいかに満足してもらえるかを 考え、安全で環境に優しく、高品質な 施工を心掛けコストの低減を図り、 未来を創造し、企業の発展と地域社会 に貢献する事を基本とする。
■■現場詳細■■ 宮城県東松島市 平成30年度奥松島運動公園災害復旧工事(マレットゴルフ場外) 津波で被災したゴルフ場施設を内陸に新設する工事 【施工土量】盛土6,000m³ 切土6,400m³ 【ソリューション】Everyday Drone スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】D37PXi ■■導入経緯■■ (株)木村土建 工事部係長 吉田智弘さん 今回の工事は、入札時に精密な積算まで行わず、契約後の設計完了後に契約変更を行う『概略発注方式』だったため、受注後3ヶ月遅れで造成図面を受け取りました。それから測量の実施、工事の人員の確保をしなければならず、工事の遅延を心配していました。そのような状況の中で、ICT建機による施工や、 Everyday Droneでの日々の進捗管理による工期短縮に期待し、今回初めてスマートコンストラクションを導入することにしました。
■■導入効果■■ (株)木村土建 現場代理人 鈴木善明さん 従来の施工では、施工の目印として丁張りが現場に設置されており、丁張りを基に現場の完成形を想像していたので、導入当初は丁張りの無い施工にとても不安を感じていました。しかし、いざICTブルドーザで施工してみると、設計面に合わせてブレードの動きが制御されるので操作に無駄がなく、楽に効率の良い施工ができてびっくりしました。 また、Everyday Droneで都度現場の状態を撮影し、スマートコンストラクションアプリで日々の進捗状況を確認することができたので、次工程作業の段取りも滞りなく進めることができました。 (株)木村土建 工事部係長 吉田智弘さん 今回スマートコンストラクションを導入したことで、丁張りを設置する工数が大幅に減ったこともあり、従来施工と比べてコストを約20%削減することができました。また、作業効率が上がったことで工程遅延を防ぐことができ、導入してよかったと満足しています。これからも施工の効率化のためにスマートコンストラクションを導入していきたいと思います。
掲載月:2020年9月