土木課長 高橋暁さん
職長 山田翔一さん
大正10年に「南雲組」として創業し、 昭和27年に「南雲土建(株)」を設立 地元のみなさまから常に求められる 良き業者として地域のニーズにあわせ 地域や社会に貢献してまいります
■■現場詳細■■ 新潟県 十日町市と南魚沼市を結ぶ主要地方道十日町塩沢線の道路改良工事 【施工範囲】4,800m² 【施工土量】盛土14,900m³ 法面整形(盛土)2,900m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ペイロードメータ Tracking Management System 【ICT建機】PC200i D37PXi ■■導入経緯■■ 南雲土建(株) 土木課長 高橋暁さん この道路は、災害発生時などの緊急迂回路にも使用される道路のため、単年度での完成を目指していました。また、豪雪地帯のため雪が降り始めると工事がストップしてしまうので、短い工期でできる方法を考えていました。そんな時に、コマツIoTセンタでスマートコンストラクションセミナを受講しました。ICT施工を導入することで工期短縮が見込めることは理解できましたが、ICT建機の操作が難しいのではないかと不安に思っていました。デモンストレーションで普段は乗らない女性の方がICTブルドーザを操作しているのを見て、安心して導入を決めました。
■■導入効果■■ 南雲土建(株) 土木課長 高橋暁さん 今回の現場は山岳部の道路で、縦断勾配がきつく、曲線部はクロソイドを多用する道路改良工事でした。従来の施工だと丁張り設置作業がとても困難な現場でしたが、ICT建機を導入したことで、工数をかけずに安全にスムーズな施工が実現しました。工数が減ったことで、以前は夕方から行っていた書類作業や打ち合わせを日中に行えるようになり、生産性の向上も実感しました。実際に工期は、当初見込んでいた120日が90日で完了し、想像以上の工期短縮となりました。スマートコンストラクションアプリでは、オペレータも現場作業員も、現場に関わる全員が3次元設計図面を見ることができるので完成形のイメージができます。完成イメージができるようになったことで、オペレータも施工進捗を意識するようになって毎日進捗確認をするようになりました。仕事に対するモチベーションが上がり、技術も上がったように感じました。導入して良いことづくめでした。
掲載月:2020年8月