部長 佐藤直さん
昭和54年創業以来、造園、公共緑化、法面、一般土木、室内緑化に至るまで、潤いと活力のある郷土の建設に最善を尽くしている。「小さな仕事」にも積極的に対応し地元と共生しながら、緑豊かな美しい街造り、庭園造りを使命としている会社。
「想像以上に効率が上がったよ!」と話すのは福島県南相馬市に拠点を置く(株)相双緑化土木 部長の佐藤直さん。現場は港湾緑地公園の災害復旧工事で、10,000㎡の面積をわずかな傾斜を付けて仕上げる工事。導入の経緯を佐藤部長に聞いた。「今回の現場は20m間隔で90ヵ所を測量し、丁張を設置する必要があると図面を見た時点でわかっていたし、ブルドーザで仕上げができるオペレータもいない状態でした。その為1か月くらいは掛かりそうだなと工期を見積もりましたが、天候や手直しなどの要因で更なる遅延も考えられたため頭を悩ませていました。そんな時に担当営業がICT建機なら表土掘削に3日、仕上げの覆土作業が2日で出来るという驚きの試算表を見せてくれて、現場のサポートも万全だと丁寧に説明してくれましたので、前向きに検討させてもらいました。」と話した。(株)相双緑化土木様は、社内での検討に加え、社長がICT建機が稼働している現場を視察したことで導入をきめたそうだ。
実際にスマートコンストラクションで施工した感想を佐藤部長に聞いた。「PC128USiとD61PXiを現場へ導入しました。その2台で担当営業が試算してくれたとおり、掘削3日、仕上覆土2日で効率良く作業ができた!」と満足げに教えてくれた。中間検査では、測量機器を使って20ヵ所を検測したそうだ。結果は精度も仕上がりもバッチリだったという。導入前、不安に感じていたオペレータ不足について佐藤部長に聞いた。「ICT建機を活用したことで、測量や丁張設置の工数が削減でき、熟練の技が必要だと考えていた勾配も短期間で設計通りに仕上げてくれました。現場が進むにつれてICT施工に自信が持てるようになりました。」と笑顔で話した。また、発注者による現場パトロールも実施されたそうだが、ICT施工を導入していることで関心が集まったそうだ。最後に佐藤部長は、「試しに活用してみたICT施工で、想像していた以上の成果を実感できた。今後も適用できる現場では使用したい。」と話した。
掲載月:2016年9月
昭和54年創業以来、 造園、公共緑化、法面、一般土木、 室内緑化に至るまで、潤いと活力のある 郷土の建設に最善を尽くしている。 「小さな仕事」にも積極的に対応し 地元と共生しながら、緑豊かな美しい 街造り、庭園造りを使命としている会社。