土木部主任 早坂敏浩さん
設立 昭和25年 土木・建築・木造住宅・鉄骨加工等を手がける総合建設業です。 社員一同、お客様はもとより、様々な人の「想い」を真摯に受け止め事業活動に取り組み、信用と信頼を得る為、日々切磋琢磨しております。
■■現場詳細■■ 宮城県 吉田川河道掘削護岸工事 水害による被害を未然に防ぐため、川幅を拡げる工事 【施工延長】409.3m 【施工土量】切土30,000m³ 【ICT建機】PC128USi ■■導入経緯■■ 小野田建設(株) 土木部主任 早坂敏浩さん 当社は、かなり前からICT施工に興味を持っており、2016年のコマツIoTセンタ 東北のオープン当初からスマートコンストラクションセミナに参加し、これまでも新技術の情報をチェックしてきました。今回の現場でICT建機を導入し、実際に体感することでオペレータの教育につなげたいと考え、1ヵ月程度と期間を定めて導入を決めましたが、施工範囲が追加になり、オペレータからも、ICT建機の操作が非常に楽で好評だったので、継続して利用することにしました。
■■導入効果■■ 小野田建設(株) 土木部主任 早坂敏浩さん 本当に安全でスマートな現場が実現できました。今回の現場は、元々流れている川の幅を大幅に拡げる工事で、施工する土量が多く、従来であれば丁張りの設置や測量作業に膨大な手間と時間が必要でした。ICT建機はマシンコントロール機能により、設計面通りに施工ができるので手間が大幅に削減され、設計面に沿って制御が掛かるので掘り過ぎによるやり直しも無くなり、効率の良さを実感しました。また、現場には様々なリスクが潜んでおり、安全面には常に気を使います。ICT建機を使うと丁張りがいらなくなるので、手元作業員との接触リスクが減少したことは大きなメリットと言えます。今回はICT建機の機能や使用感について、社員への教育という役割が大きかったのですが、次回は、より効率の良い施工計画を立てて使用してみたいです。
掲載月:2020年7月