現場代理人 小林考次さん
創業1907年 「未来に向かって 未来のために 創り 造り 作る」 創業以来111年にわたり 培われてきた技術力を通じて、 街と土木・建築、 そして人の暮らしが調和した 住環境を提案してまいります。
■■現場詳細■■ 愛知県名古屋市天白区 中小河川改良工事(防災安全・緊急対策) (ICT活用工事)(1号工)〈二級河川天白川〉 平成12年の東海豪雨により甚大な被害を受けた天白川の川幅を広げ、流下能力を増強し防災対策を図る工事。 【施工土量】切土8,200m³ 【施工延長】107m 【ソリューション】 3D測量/スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 水野建設(株) 現場代理人 小林考次さん 建設業のICT活用が進む中、社内でも積極的に新しい事へ挑戦したい思いがあり、今回初めてのICT活用工事モデル現場に挑戦し、ICT建機を導入しました。スマートコンストラクションアプリを使用し発注者から頂いた設計データと3次元起工測量データの比較が可能になり、施工前の正確な土量把握や設計と現況地形に相違が無いかを事前に確認する事で、施工を滞りなく進められると考え、スマートコンストラクション導入を決めました。
■■導入効果■■ 水野建設(株) 現場代理人 小林考次さん 今回の現場では、施工前に設計図面と現況地形との土量の差が把握できていないと、施工途中で計画の練り直しが発生し、手直しに時間と工数がかかってしまいます。スマートコンストラクションアプリを使用したことで施工前の現況地形を把握でき、設計との土量差を確認できるので、施工を滞りなく進める上でとても良い機能だと思いました。万が一、施工途中に高低差等の部分的な設計変更が発生した場合でも、ICT建機内のモニタ画面でオフセットの操作ができるので、3次元設計データの変更が簡単に行えました。従来の施工法であれば、数名で丁張を掛け直すなどの手間が発生しますが、このオフセット機能によりICT建機に乗車したまま変更ができ、丁張設置も不要で、楽に施工を進める事ができます。 今後も現場を3次元データで管理できるスマートコンストラクションアプリ等のICTツールを積極的に活用していきたいと思います。
掲載月:2020年6月