土木部次長 佐野孝峰さん
創業1921年 「創造への献身」を礎に 技術と信頼を積み重ね 社会的に貢献できる企業となるよう 努めていきます
■■現場詳細■■ 【施工箇所】静岡県静岡市駿河区下川原 令和元年度安倍川下流部河道掘削工事。 洪水対策の為、川に堆積している砂利を採取する工事。 【施工範囲】15,000m² 【施工土量】切土20,000m³ 【ソリューション】ドローン測量 ペイロードメータ Tracking Management System スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 市川土木(株) 土木部次長 佐野孝峰さん 以前、ICT建機で施工した経験はあるものの、その際はスマートコンストラクション担当者に全面的にサポートしてもらった為、ノウハウを習得するまでには至りませんでした。今回の現場ではICT建機はもちろんですが、ペイロードメータ等のソリューションを含めた最新の技術を取り入れ、トータルで使用してみたいと思いました。今回もサポートしてもらいながら、社員のレベルアップを図る為の教育も兼ねて導入する事に決めました。
■■導入効果■■ 市川土木(株) 土木部次長 佐野孝峰さん 今回のICTを活用した施工でのドローン測量は、計測にかかる人員や工数を大幅に短縮してくれました。従来だと、3日目ではまだ測量している段階ですが、ドローンの空中写真測量を使用した事により、3日で書類提出まで完了することができ、大変役に立ちました。 また、ペイロードメータ機能を利用し、ICT油圧ショベルのバケットで積込む土量を計測できるので、最大積載量に合わせて積込みができ、過積載防止に繋がりました。Tracking Management Systemは、建設機械やダンプトラック、交通誘導員の位置情報を見える化し、接近アラームやアラート機能で効率的な作業と安全な運行ができました。 今回の現場では、国交省の職員の方や協議会の会員の方に参加して頂き、安倍川で初のICT施工現場見学会を開催しました。河道掘削工事においてもICT施工技術を全面的に活用できる事をアピールできたので、今後もICT活用に積極的に取り組んでいきたいと思います。
掲載月:2020年5月