代表取締役社長 中野聡さん
オペレータ 関智憲さん
昭和55年に大型重機械による土木工事業のエキスパートとして設立 企業としての存在価値と社会のニーズに答えるため“初心忘るべからず”を合言葉に、人材の価値創造と技術力の向上にあるとの認識に立ち、社会への貢献をしていきたいと考えている。
今回の現場は、島根県浜田市を通る延長14.5㎞の浜田・三隅道路工事。施工するのは、広島県に拠点を置く(株)三和様。導入の経緯を代表取締役社長 中野聡さんに聞いた。「言いにくいんだけど、最初はICT建機を試すために借りようとしていたんだ。」と教えてくれた。(株)三和様は、マシンガイダンスの油圧ショベルは使ったことがあったが、満足のいくものではなかった為、マシンコントロールへの期待も薄かったという。しかし、建設業界を取り巻く環境も変わってきたことから、新しい技術を試そうと考えたそうだ。「ICT建機の話はいろいろと聞いていたが、過去の経験もあり、実際使用するまでは半信半疑だった。」とも中野社長は話した。こちらの現場には国土交通省が推進しているi-Construction型工事の事例として中国地方整備局からの視察もあったそうだ。
「もう普通の油圧ショベルには戻れないよ。」とオペレータの関智憲さん。「PC200iを導入したことによって、丁張設置作業も要らず、現場の管理も楽になって、時間も短縮されるし、掘削する位置の不安も解消された。」と話した。これまでの建機で作業する時は、施工する位置を確認するために建機から降りることもあった。高さのある建設機械の乗り降りは大変だったがICT建機ではモニターでも確認できるし、操作のアシストもしてくれるから、手間も体への負担も減ったそうだ。「熟練オペレータである関さんがICT建機に乗ることで、より生産性が向上した。」と中野社長が教えてくれた。また、「ステレオカメラ付PC200iを導入したおかげで、普通の建機が施工した部分もKomConnectで正確な土量が把握出来たよ。半信半疑の人は、まずICT建機に乗れば魅力がわかるだろう。」とも話した。
掲載月:2016年9月
昭和55年に大型重機械による土木工事業のエキスパートとして設立
企業としての存在価値と社会のニーズに答えるため“初心忘るべからず”を合言葉に、人材の価値創造と技術力の向上にあるとの認識に立ち、社会への貢献をしていきたいと考えている。