係長 野川恵裕さん
創業 1932年 公共土木工事を主な営業活動としている。 お客様のしあわせを第一に考える 家族的な企業として貢献していきます。
■■現場詳細■■ 茨城県 稲敷市 霞ヶ浦浚渫事業に伴い、水田部分を一度排泥池としてから埋立し整地を行い、最終的に水田に戻す工事。 【施工範囲】 110,800m² 【施工土量】 切土6,614m³ 盛土3,033m³ 【ソリューション】 ドローン測量 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 高橋建設(株) 係長 野川恵裕さん 以前スマートコンストラクションセミナーに参加した際、ICTブルドーザに試乗しました。 3D設計データに合わせたブレードの自動制御により、素人でも簡単に整地できる事に衝撃を受け、以来ICT建機を活用するようになりました。今回の工事は、地盤が緩く土砂の沈下があり正確な土量の把握が困難だった為、スマートコンストラクションアプリによるスムーズな土量計算で余分な土砂の搬入出がなくなることに期待し、導入を決定しました。
■■導入効果■■ 高橋建設(株) 係長 野川恵裕さん この現場は水分が多く柔らかい地盤だったため、泥を沈下させて土の密度を高めてから、整地を行う工事でした。造成工事の現場は、土砂が余らないよう施工土量を正確に把握する必要があります。従来では、横断図ごとの土量計算や発注者との打合せに14日掛かると予想していました。しかし、スマートコンストラクションアプリを活用すると、今回はたった2日で簡単に終わりました。空いた時間は別の作業に充てることができて、効率的に仕事ができました。オペレータは当初、経験が浅くても操縦できるICTブルドーザに対して「自分達の経験が必要なくなるんじゃないか」と不安げでした。実際に施工してみると、「前後進レバーだけでいい!簡単!」と言って感動していました。自動制御によるブレードの動きが、これまでの操作作業に無い動きをしていて、「このやり方でも平らに整地できるのか」と新たな施工操作を発見することも出来ました。
掲載月:2020年3月