土木部工事長 松尾 晃さん
昭和21年 創業 独自開発「ケコム工法」 豊富な実績と技術の展開で 新たな価値を作り出す。 メーカー系思考を持ち続ける 『メーカー型総合建設業』
「初めての導入は不安でした。」と話すのは、山口県に拠点を置く(株)コプロス様の土木部工事長 松尾晃さん。今回の現場は本州の最西端に位置する山口県下関市を通る国道491号線を80メートル延長する道路改良工事。i-Constructionの現場にスマートコンストラクションを導入したそうだ。導入の経緯を松尾工事長に聞いた。「ICT活用工事に初めての挑戦だったので知識不足もあり、不安でした。スマートコンストラクションを詳しく知るためにコマツIoTセンタ 中国でセミナーに参加しました。そこで、導入後のトラブルにも専門知識を持ったスタッフが対応してくれるスマートコンストラクションサポートセンタを知り、安心して導入できると思い、決めました。」と教えてくれた。
導入した感想を松尾工事長に聞いた。「ICT建機の施工の早さと精度に感動しました。従来であれば、丁張とオペレータの勘で進めていた施工作業がICTブルドーザでは、施工に無駄が無く綺麗な仕上がりでしたし、ICT油圧ショベルでの法面整形では、制御機能で掘り過ぎることも無くて作業日数が短縮出来ました。手元作業が無くなったことで、建機の作業範囲内に人が立ち入る頻度が激減したので安全性も向上しました。なによりも、導入して良かったのは、スマートコンストラクションアプリで、事務所から施工進捗が確認出来るので、現場への移動工数が減ったことですね」と教えてくれた。最後に、「積極的にICT活用工事で建設現場の生産性向上に取り組んでいくことで、若手社員に魅力ある建設現場を伝えて行きたいです。」と笑顔で語った。
掲載月:2018年9月