施工部 土木管理課 (右)課長 村田直嗣さん (左)樋口耕太さん
オペレータ 鈴木正人さん
『自然と社会と心の調和そして融合』 のもとに 地球との共存を図ります。
今回の現場は、神奈川県横浜市の商業施設の建設工事。20,000m³の土を掘削するのは川崎市に拠点を置く(株)オキ・コーポレーション様。導入の経緯を課長の村田直嗣さんに聞いた。「当社は、何よりも現場の安全を第一に考えています。今回のように高低差がある掘削作業では油圧ショベルの施工を誘導する作業員がオペレータから見えにくい為、接触事故などの危険が伴います。 現場に ICT油圧ショベルを導入することで、建機を誘導する作業員が不要になれば、現場の安全が確保できます。さらには人員削減にもつながると考えました。建設現場の課題である安全性向上が解決できるのではないかという強い期待を持ちスマートコンストラクションの導入を決めました。」と、笑顔で教えてくれた。
「実際に乗って、良さがわかったよ!」と話す熟練オペレータの鈴木正人さんに、PC200iの感想を詳しく聞いた。「今回、ICT油圧ショベルに乗るまでは、正直、マシンコントロールを信用していませんでしたが、いざ乗ってみると効率よく施工が進み、驚きました。キャビン内のモニタに図面が表示され、切出し位置が一目瞭然でわかり、現場に目印が無くても迷わずどんどん掘り進める事が出来ました。それに、油圧ショベルを誘導する作業員が不要になり、建機の周りから人がいなくなったことで、機械と作業員が接触する危険が無くなり現場が断然、安全になりましたよ。安心して施工が出来るので、精神的にも余裕が出て、自分のペースで作業を進められ施工サイクルが短縮されました。」と笑顔で教えてくれた。鈴木さんは最後に、「ICT建機は奥深く、アイディア次第で活用の幅が広がります。今回の経験を活かして、現場の生産性向上に取り組んでいきたいと思います。」と話した。
掲載月:2018年8月