土木部課長 黒岩大助さん
土木部 岩野良幸さん
創業1955年 企業理念「信頼・革新・貢献」 全国に支店を配し日本の礎を築く 多くの工事に携わっている。 ICT建機に初期の段階より注目し 数多く取り入れている。
今回の現場は、福島県伊達市霊山(りょうぜん)を通る東北中央自動車道の道路改良工事。施工する土の量は掘削300,000m³・盛土400,000m³、総延長3.6kmの大型工事だそうだ。施工するのは丸磯建設㈱東北支店様。導入の経緯を黒岩所長に聞いた。「工期短縮を一番に考えてるけど、最近はオペレータ不足が深刻な問題になっていて人員の確保が難しい。ICT建機なら経験が浅くても施工が進められ、丁張設置を待たずに現場に入れる。そして、工期短縮も期待し導入を決めました。」と教えてくれた。また「コスト面からみても機械代だけじゃなく、現場全体をトータルで考えると、コストも抑えられる。」と話した。この現場には当初、搬入されたICT建機はD37PXi1台だったが、施工スピードの速さにもう1台追加導入し、合計2台のD37PXiで現場を進めたそうだ。
現場ではブルドーザを初心者・中堅者・熟練者3名のオペレータで進めていて、オペレータ歴30年の岩野良幸さんに感想を聞いた。「ほとんどの機械の操作は出来ますが、ICTブルドーザが来た時、こんな建機で施工が出来るのかなと思ったよ。」と最初の印象を話した。「制御されたブレードで施工スピードがどんどん上がるね。道路の切土箇所では、法尻の両サイドをD37PXiを測量の代わりに使い目印を作り、その間を従来の油圧ショベルで荒掘削を行い最終仕上げを再度D37PXiで施工しました。ICTブルドーザは、モニタで施工していない場所を色で把握しながら施工できるので、現場を止めることなく、効率よく進みました。」と教えてくれた。またICT建機は設計図面を元に施工が進む為、建機の周りに作業員がいないので、日が落ち、暗くなっても安心した施工を行う事が出来たそうだ。最後に黒岩所長は「これからも新しい技術に挑戦していきますよ。」と話した。
掲載月:2018年6月