土木部長 石原裕二さん
【企業目的】 人と技術と信頼に支えられた企業のもと より良い地域社会の建設と保全に邁進します。 【経営理念】 安全衛生・顧客主義・環境共生・人間中心 地域保全型企業
今回の現場は群馬県と長野県の県境に位置する浅間山麓。群馬県側の砂防施設建設現場。活火山である浅間山が万が一噴火した時に発生する土石流を防ぐための施設だそうだ。施工するのは群馬県に拠点を置く渡辺建設(株)様。土木部長の石原裕二さんに話を聞いた。「当社は、2年ほど前からICT活用工事に取り組みたいと考え、ICT建機を活用している現場で行われているセミナーに参加し、勉強してまいりました。今回の現場は、9,000m³の土を施工して砂防堰堤を建設します。スマートコンストラクションは初めての試みでしたが、現場が効率的に進むことに期待して導入を決めました。」と話した。
導入後の感想を石原部長に聞いた。「起工前のレーザースキャナー測量では従来に比べ大幅に時間が短縮されました。平らに施工する床付け工程では確実な精度が求められるので、精度確認は省く事が出来ません。その為に従来であればオペレータを誘導する作業員が必ず必要となる工程でしたが、PC200iでの施工は確認作業を行わなくても高い精度で仕上がり、大満足です。」と話した。また、「こちらの現場がある群馬県の吾妻地域では初となるICTを取り入れた現場でした。これからも先駆けて新技術を取り入れて行きたいと思います。積極的にICTを活用し、当社の課題である『省力化』に真摯に取り組んで行きたいと思います。」とも教えてくれた。
掲載月:2018年6月