工事部 副部長 佐藤宏通さん
設立 1965年(昭和40年) 【社是】 ・顧客満足度の向上による 社会的信用の獲得 ・誠実なものづくりの実践 ・技術力研鑚のたゆまぬ努力 http://www.naka-mura.com
今回の現場は埼玉県久喜市を通る国道125号線のバイパスを造る道路改良工事だ。道路建設予定地に予め盛土を行い地盤沈下を事前に促進させる、プレロード工法を用いて、地盤の支持強度を高める事が目的の工事だそうだ。施工するのは埼玉県南埼玉郡に拠点をおく、中村建設(株)様。 導入の経緯を工事部 副部長の佐藤宏通さんに聞いた。「当社は以前よりICT施工を現場に取り入れたいと考え、スマートコンストラクションに興味を持っていましたので、機会があれば導入したいと考えていました。今回の現場は、従来施工でも進められましたが、このタイミングで新しい技術を取り入れようとの社長の意向でドローン測量とPC128USiを導入する事が決まりました。」と教えてくれた。
「1人で法面施工ができました!」と笑顔で話す佐藤副部長に導入後の感想を聞いた。「ICT建機を導入した一番のメリットは丁張の設置作業が必要なくなったことですね。従来であれば、2人で半日は掛かっていましたよ。手元作業員も不要になって、最低人数で施工が進められました。」と教えてくれた。また、「法面整形ではPC128USiに法面バケットを装着して使用しましたが、高い精度で、ほぼ設計通りでした。まるで熟練オペレータが施工したかのような仕上がりでしたよ。そして、法面バケットの刃先が正確な位置情報を取得している為、測量機のような働きもしてくれ、大変便利でした。」とも教えてくれた。最後に「もっと広く、複雑な現場で使ってみたい。スマートコンストラクションは、人員削減だけではなく、工期短縮やコスト削減にも効果を発揮するだろう。」と話した。
掲載月:2018年6月