工事部次長 宮﨑一さん
『経営理念』 顧客の『期待と信頼』に応えるために 常に人材の育成と技術の向上をはかり 地域社会への貢献を通じて 会社の発展と社員の幸福を目指す
今回の現場は、熊本県上益城郡甲佐町を流れる緑川の河川敷にある安心橋健康広場を、これから球技場などに活用する為の環境整備工事。施工するのは同県熊本市に拠点を置く(有)八十建設(やそけんせつ)様。 工事部次長の宮﨑一さんに話を聞いた。「当社で初めてのi-Constructionの現場でしたので、多くの不安はありましたが、スマートコンストラクションを導入することで、ICT活用工事に対応できるだけでなく、現場の安全性が向上することや経験に左右されない施工精度が確保できることに期待して決めました。」と教えてくれた。また、「かねてより、若い世代の子たちに建設業に興味を持ってほしいと考えていました。今回のICT活用工事はいい機会だと思いました。地元の工業高校を招いて現場見学会も開催し、最先端の建設現場を体感してもらうことが出来ました。」とも話した。
導入した感想を宮﨑次長に聞いた。「広さ48,000m²のこの現場にICT建機を導入したことで、測量や丁張設置の作業、そして施工時の補助作業などの工数が大幅に削減されました。施工精度は熟練オペレータが施工しなくても出来形品質を確保することができました。建機の周りで作業する人員が減ったことで安全性も向上しましたし、オペレータが作業員を気にせずに施工を進められたことでも工期の短縮につながりました。」と教えてくれた。また、「初めてのICT活用工事でしたが、導入効果を実感することが出来ました。 若手技術者も今回の現場で、“とても勉強になった”と言っていました。見学会に参加した学生だけでなく業界の若手たちにもICT施工は良い影響を与えられたと思います。今回の現場で会社内のICT活用への意識も大きく変わりました。またぜひ導入したいと考えます。」と話した。
掲載月:2018年5月