監理技術者 村山孝之さん
現場代理人 星野雄太さん
昭和20年10月 創業 土木・建築業をはじめ、 森林・モバイル業も行う総合建設業。 【基本理念】 「我社はお客様の為にある」 安全第一に、 常に現場・現物・現状に立脚した視点から改良改善に努め、 人材育成にも取り組んでいる。
今回の現場は新潟県十日町市と南魚沼市を結ぶ国道253号八箇峠道路の路体盛土工事。施工するのは十日町市に拠点を置く(株)村山土建様。監理技術者の村山孝之さんに導入の経緯を聞いた。「国土交通省からi‐Constructionが発表されたこともあり、当社では以前からICT技術を取り入れたいと考えておりましたので、スマートコンストラクションの事も調べていました。この現場がICT活用工事でしたので、この機会に導入することを決めました。」と教えてくれた。また、「この地域ではまだ、ICT建機を導入している現場が少ない状況です。従業員だけでなく、地域の皆様にもICT技術を知ってもらい、普及につなげたいと考えて現場見学会も開催しました。」と話した。
導入した感想を監理技術者の村山さんに聞いた。「一番の導入効果は、土砂の敷均し工程で丁張設置や手元作業の手間が減り、面的管理により品質が向上したことです。また、建機と作業員との接触や丁張設置時の転落等の危険性もなくなり、安全面でもメリットがあると実感しました。建機の周りの無人化と丁張レスでスマートな現場になりました。」と話した。現場代理人の星野雄太さんに感想を聞くと、「初めてのICT活用工事で、ICT建機の設定や操作が複雑で難しいイメージがありましたが、困ったことがあってもサポート体制が整っていたのですぐに慣れることが出来ました。丁張設置や補助作業員が不要で、オペレータ1人で作業が進められることがコストの削減に繋がりました。ICT技術はこれからの現場で確実に必要とされる技術だと思いました。」と教えてくれた。最後に、「適した現場があれば積極的に導入したいです。」と2人共話した。
掲載月:2018年5月