工事主任 丸橋昌哉さん
「当社は効率改善活動に取り組んでいます。」と話すのは、群馬県に拠点を置く(株)ヒロキコーポレーション様の工事主任、丸橋昌哉さん。今回の現場は埼玉県飯能市の建築基礎工事。5,000m²の敷地に研究施設を建設するそうだ。導入の経緯を聞いた。 「ICT建機は、日ごろから取り組んでいる安全性を重視した現場の効率改善活動に力を発揮してくれるのではないかと社内で協議し今回導入しました。」と話した。詳しく聞くと、「建築基礎掘削の現場では、施工に入る前に掘削する場所の目印として1時間ほどかけて、墨出しという作業を行います。現場は安全第一ですので、明るい時間に掘削作業をし、日没と同時に終了させます。ICT建機を導入することで、墨出し作業の手間を削減して施工ができるということでしたので、限られている一日の作業時間内にどのくらい効率よく進められるか期待して導入しました。」と教えてくれた。
導入した感想を丸橋主任に聞いた。「従来の施工では設計図面を確認しながら、測量器と石灰を使って掘削する場所に目印として線を引く作業を行っていました。ICT建機を導入したことで、朝礼後すぐ掘削作業に取り掛かれたので、限られた作業時間を効率よく使えました。」と教えてくれた。また、「精度の高さにも驚きました。建築基礎の根切り掘削は建物の強度を高めるためにとても重要な工程です。誰が施工しても手直しが発生しない施工に安心できます。今回、新技術を現場に導入したことで、周りへの良いアピールにもなりましたし、予想以上の活躍をしてくれました。実際に使ってみないとわからないですね。」と教えてくれた。
掲載月:2018年4月