次長 大坂吉行さん
オペレータ 落合暢さん
青森県を中心に、 被災各県の復興工事を積極的に 施工行う一般土木施工業者。 「現場の安全性・効率性・経済性が 向上し皆が納得すること。」を 目指し、様々な工事施工を 行っています。
今回の現場は、福島県南相馬市にある土木資材の工場建設に伴う敷地造成。施工するのは青森県に拠点を置く(株)白川建設様。 導入の経緯を次長の大坂吉行さんに聞いた。「今回の工事は東日本大震災によって失われた浜通り地域の産業を回復する為の取組み『福島イノベーションコースト』の一環の工事です。現場の広さは30,000m²ありますが、敷地内に施工の基準となる測点が設置されていませんでした。測量会社による測量は、1~2ヶ月待ちとの回答でしたので、測量が完了した後に丁張を設置して機械施工の開始となると、工期が遅れてしまうと悩みました。そこで思いついたのが、設計データを元に施工ができるICTブルドーザの導入なんです。」と話した。また、「今回のオペレータはブルドーザの整地作業が初めてになるので、経験が浅くても施工ができるICTブルドーザに期待して導入しました。」と教えてくれた。
導入した感想を大坂次長に聞いた。「ICTブルドーザの導入を検討してからすぐ打合せに入り、1週間ほどで施工開始が出来ました。 経験の浅いオペレータが施工しましたが、ICTブルドーザは予測以上に速く、正確に地盤整正を完了しました。心配していた工期は驚くほど短縮し、大変助かりました。今後も積極的に導入したいと思います。」と笑顔で教えてくれた。オペレータの落合暢さんは、「ブルドーザの整地経験は無く、不安でした。ICTブルドーザも難しいのではないかと疑っていましたが、想像以上に操作が簡単ですぐに慣れました。楽な操作だけでなく、建機の周りに人を配置することも無いので、安全に作業が出来ました。私でも綺麗に整地作業が出来たので、自信が付きました。また乗りたいです。」と話した。
掲載月:2018年4月