工事主任 水野貴斗さん
積極的に新技術を採用し、 ICT建機の活用による 生産性・安全性の向上に向けた 取り組みも進めています。 現場見学会、地域住民・学生を招いてのイベントも積極的に開催する。
今回は静岡県を流れる坂口谷川の河川工事。地震や台風などによる高潮対策の為、駿河湾に流れ出る河口部に堆積した20,000m³の土砂を取り除き、川の水位を下げる工事だそうだ。担当営業に話を聞いた。「大石建設(株)様は、以前よりICT建機を用いたICT施工に評価いただいておりました。こちらの現場は、満潮時に水位が上がり掘削箇所が水に浸かります。水中の掘削作業を極力控えたいと干潮時にスピーディな施工が期待できるICT油圧ショベルを採用して頂きました。」と話した。工事主任の水野貴斗さんは、「当初、マシンガイダンスでの施工を予定していましたが、前の現場でマシンコントロールを経験したオペレータがいましたので、マシンコントロールで効率よく施工を進めたいと考えてPC200iとD61PXiを導入しました。」と教えてくれた。
水野主任に導入した感想を聞いた。「今回の現場は、掘削部の一部が水中になります。 複雑な形状だったので、従来であれば丁張を数メートル間隔で設置しなければ施工ができないような現場です。ICT建機を導入したことで丁張を設置する手間も無くなり、掘削した箇所もモニターで一目瞭然になり作業がスムーズに進みました。ICTを導入した現場は今回4現場目ですが、毎回驚きがありますよ。」と話した。また、「今までなら、丁張を設置して掘削作業して、また丁張を設置するの繰り返しで、現場監督は現場につきっきりになっていました。ICT建機だと建機に頼れるので、その分自分たちは他の仕事が出来ます。スマートコンストラクションアプリで現場の進捗管理も楽ですしね。」と笑顔で話した。
掲載月:2018年3月