土木部長 斉藤力さん
担当技術者 西里渉さん
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今回の現場は北海道札幌市にある雪堆積場。市民や公共の除雪で発生した雪を、24時間受け入れる場所。ここでは、市内から1,100,000m³の雪を受け入れる予定だそうだ。施工するのは同市に拠点を置く丸彦渡辺建設(株)様。土木部長の斉藤力さんに導入の経緯を聞いた。「当初は雪解け後の整地作業にICT建機を活用する予定でしたが、ICTブルドーザの機能を理解することで、雪ステージまでの搬入路の設置や整備に活用できると考えました。搬入車両がスリップせずに走行できる勾配の搬入路設置は、24時間受入している為、測量しながら施工する余裕はありません。これまでの搬入路の設置維持作業はオペレータの勘に頼った作業で、作り直しも発生していました。今回は、ICTブルドーザで手直しなく設置・維持が出来る事に期待して導入しました。」と話した。
導入した感想を斉藤部長に聞いた。「ICTブルドーザは設計データが入っているので、予定通りの勾配で斜面が仕上がって、ダンプトラックが走りやすい搬入路が出来ました。」と話した。これまでは搬入路を作った後に目標の勾配が守られているか不安になったそうだが、ICT建機ではその不安が無くなったという。担当技術者の西里歩さんに感想を聞いた。「今までは一定の勾配で搬入路を設置することは、熟練オペレータしかできませんでしたが、ICTブルドーザだと経験に関係なく正確な勾配で施工出来る事に驚きました。」と教えてくれた。また、「ICTブルドーザを使うことで色々な搬入路の作り方を簡単に試すことが出来るので、どのような作り方がより良いか試そうと思います。」と笑顔で教えてくれた。
掲載月:2018年3月