土木部 現場担当 瀧谷功さん
施工本部土木部 工事主任 谷口浩允さん
創業70年 重機土木・機械化土木のパイオニア 敷地造成・構想道路・空港・ダム(大分川ダム、小石原川ダム)等で 大型建設機械を駆使し施工している。 雲仙普賢岳では、無人化機械で ICTを活用し施工中。
今回の現場は、広島市の大型商業施設建設に伴う基礎掘削。施工するのは、大阪府に本社を置く(株)冨島建設 中国支店様。導入の経緯を、土木部 現場担当の瀧谷功さんに聞いた。「この現場は広く、基礎の掘削位置の目印となる丁張の設置がボトルネックとなり、施工が遅れていました。何かいい方法はないかと担当営業に相談したところ、クイックスマートコンストラクションという ICT油圧ショベルによる施工法を勧められました。当社もICT施工を活用していこうと取り組んでいましたので、この工法でボトルネックが解消できればと導入を決断しました。」と話した。担当営業は、「瀧谷様は当初、ICT施工は造成や道路、築堤工事などで効果があるイメージをお持ちでしたので、建築現場で役に立つのか半信半疑でしたが、建築現場でICT建機が活躍した事例をご紹介し興味を持って頂きました。」と話した。
「丁張りなしで掘る場所がわかるし、深さの確認もしなくていいから、作業を中断することがないね。」と話すのは、工事主任の谷口浩允さん。詳しく話を聞いた。「PC200iに初めて乗ったので、最初はエラーが出た時の対処やモニターの見方などに戸惑いましたが、すぐに慣れて切り出し作業が早くなりました。 従来はベテランオペレータでも掘り過ぎたり、浅すぎたりするんですが、ICT建機は気にせずに掘削作業が出来ました。」と教えてくれた。現場担当の瀧谷さんに感想を聞くと、「クイックスマートコンストラクションで施工したことで、経験の浅いオペレータでも作業員の誘導無しで施工が出来ました。掘削する深さもある現場なので建機の周りに人がいなくなるだけでも安全性が飛躍的に上がります。ICT建機は根伐り作業に適していると思いました。遅れていた工程はPC200iを4台導入し一気に施工したことで無事に取り戻せました。」と笑顔で話した。
掲載月:2017年11月
創業70年 重機土木・機械化土木の パイオニア 敷地造成・構想道路・空港・ダム(大分川ダム、小石原川ダム)等で大型建設機械を駆使し施工している。 雲仙普賢岳では、無人化機械で ICTを活用し施工中。