常務取締役 矢吹豪さん
オペレータ 大谷将太さん
総業1967年。 いわき市誕生の翌年から 地域の「困った」に真摯に応え続ける。 主に土木・舗装を請負う。 今回初めての圃場整備に ICT建機を導入した。
今回の現場は、福島県いわき市夏井地区の東日本大震災による津波で塩害をうけた田んぼを作物が育つ田んぼへ改良する為の圃場整備工事。担当営業に導入の経緯を聞いた。「 (株)矢城建設様は主に道路工事を施工されていますが、今回、初めて圃場整備を施工されるとのことで、ICTブルドーザでの施工を提案させてもらいました。矢吹常務は当初、自社で測量しながら施工する従来の工法で施工を計画されていました。追加発注の工事により人手が不足し、従来型建機による施工では、工期に間に合わなくなることも考えられ、生産性が高いICTブルドーザを導入されました。また、畦道の形成作業にはICT油圧ショベルPC128USiを導入されました。」と話した。常務取締役の矢吹豪さんは、「当初は従来機で間に合う見込みでしたが、追加工事による人手不足で工期に間に合わないと思いました。ICT建機は以前導入した現場でも好評だったこともあり、導入を決めました。」と教えてくれた。
ICT建機を導入した感想を矢吹常務に聞いた。「今回の工事は、塩害を受けた田んぼの土を一度取り除き、新たに土を入れてから、再び取り除いた土を敷き均し、作物が育つ土へと改良する工事でした。ICT建機を導入したことで、従来施工で必要だった丁張設置の工数が減り、建機の周りで作業していた補助作業員もいなくなり、思った以上のスピードで工事が進みました。GNSSから位置情報を取得するICT建機ですので位置情報が取得しずらい状況になった事が一度ありましたが、サポートセンタに電話したら遠隔で対応方法を教えてくれました。その後は問題なく、無事に工期内に施工が終わりました。 電話一本で相談できるのは安心できますね。」と教えてくれた。オペレータの大谷さんに話を聞いた。「思った以上にパネルの操作は簡単でした。ブルドーザはブレード操作の必要もなく、スピードを上げても精度よく施工できました。ICT建機は一人で施工が出来るのでだいぶ早く進みました。」と話した。
掲載月:2017年9月
総業1967年。 いわき市誕生の翌年から 地域の「困った」に 真摯に応え続ける。 主に土木・舗装を請負う。 今回初めての圃場整備に ICT建機を導入した。