現場代理人 大畑一輝さん
現場代理人 高橋寛人さん
熟練ブルオペレータが退職し、さまざまな選択肢を考えていた中、 ICTブルドーザーの施工経験を生かしスマートコンストラクションを現場に導入した。
今回の現場は群馬県高崎市の宅地造成工事。「造成現場に必ず必要なのが、土を押すブルドーザです。そのブルドーザの熟練オペレータが、昨年引退したんだ」と(株)高長組の現場代理人 大畑一輝さんが惜しそうに教えてくれた。ブルドーザの施工技術を習得するには5年から10年の経験が必要だそうだ。導入の経緯についても聞いた。「うちの会社は、受注した工事を自社で施工する施工班がいるので、下請けに出さずに施工を行ってます。このため建機のオペレータ不足は大きな課題となってました。そんな時、担当営業から経験の浅いオペレータでも高精度な施工を可能とする、ICT建機の話を聞きました。試しに使ってみようと思い、前回の現場で使用してみました。その現場でICT建機の効果が実証され、再度採用を決めました。今回はICT建機のみではなくスマートコンストラクションとして導入を決めました」と話した。
スマートコンストラクションの効果について現場代理人 高橋寛人さんに聞いた「初めてICT建機を使ったのは狭い現場でしたが、測量に労力と時間がとてもかかり、大変でした。今回はドローン測量も取り入れたところ、ドローン測量にかかった日数はたったの1日で驚きました」と話した。現場で使用したICT建機はPC200iとD61PXi。今回の現場は施工管理にKomConnectも導入し、『残りの土量(あとどの位)』が把握出来る様になったことで管理にかかる時間と労力も大幅に減ったそうだ。「ICT建機を導入したことで、オペレータの技量に差が無くなり、日当りの仕上げ量が容易に予想できるので、工程が見通しやすくなった」とも語った。経験の浅いオペレータでも一発で納得の仕上がりになったという。「これなら、若手の現場代理人にも現場を任せられて、良い経験につながるね」とも話した。
掲載月:2016年7月
熟練ブルオペレータが退職し、 さまざまな選択肢を 考えていた中、 ICTブルドーザーの 施工経験を生かし スマートコンストラクションを 現場に導入した。
スマートコンストラクションの効果について現場代理人 高橋寛人さんに聞いた「初めてICT建機を使ったのは狭い現場でしたが、測量に労力と時間がとてもかかり、大変でした。今回はドローン測量も取り入れたところ、ドローン測量にかかった日数はたったの1日で驚きました」と話した。 現場で使用したICT建機はPC200iとD61PXi。今回の現場は施工管理にKomConnectも導入し、『残りの土量(あとどの位)』が把握出来る様になったことで管理にかかる時間と労力も大幅に減ったそうだ。「ICT建機を導入したことで、オペレータの技量に差が無くなり、日当りの仕上げ量が容易に予想できるので、工程が見通しやすくなった」とも語った。経験の浅いオペレータでも一発で納得の仕上がりになったという。「これなら、若手の現場代理人にも現場を任せられて、良い経験につながるね」とも話した。