現場代理人 主任 佐藤政樹さん
昭和48年創業 社員6名一丸となり、 安全で豊かな現場を目指し 地域を大切に、地域社会への 貢献に努めています。
今回の現場は、静岡市清水区にある三保海岸の養浜工事。世界遺産に登録されている三保の松原のある海岸だ。施工するのは同県に拠点をおく(株)望月土木様。導入の経緯を担当営業に聞いた。「(株)望月土木様の佐藤主任はi-Constructionが始まり、ICT活用工事の実施を検討されていましたが、手持ち工事での実施は厳しいのではないかと話されていました。そんなときに、ICT活用工事の今回の現場を受注され、スマートコンストラクションを導入して頂く運びとなりました。こちらの現場は海岸ですので、施工中も波で現場が浸食されます。このため施工後の出来高を3次元データで保存できるPC200iのステレオカメラが活躍できると考え、提案させてもらいました。」と話した。また、「これからの養浜工事を変える新技術ですね。」とも担当営業は話した。
導入した感想を現場代理人の佐藤主任へ伺うと、「この現場では試験的ですが、ステレオカメラによる段階確認検査を実施しました。養浜工事は絶えず波の影響を受ける為、検査の度に手直し作業が発生していました。 ステレオカメラを導入することで現況を即時に3次元データ化してくれるとの話を聞き、発注者と協議を重ねて、ステレオカメラでの3次元データを出来形として承認していただくことが実現しました。当初は精度の高いデータが出来るか?検査でOKが出るのか?など不安がありました。また撮影のコツを掴むまではデータが抜けてしまうなどの失敗もありましたが、撮影していくうちにコツを掴み、データを確認していくうちに大丈夫だと思えました。」と教えてくれた。また、「今回は試験的でしたが、今後は現場での施工実績によって使用方法が確立し、可能性が広がっていくと考えます。早い段階で導入する事で未来が開けますね。」とも佐藤主任は話した。
掲載月:2017年6月